日々の気づきの備忘録

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歴史が作った保育園行事 やめるのは至難の技

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前回の続き。

保育園の歴史と保護者の負担 卒園して思うこと

行事は歴史が作るのか否か?

歴史のある保育園は、保護者自身が卒園生だったりするので、過去の運営を良く知っていて、それが継承されます。

歴史の長い園の公式行事

公式行事は、前にこうやっていたという歴史ある証言で、例え非効率でも継続され、保護者会がどんどん重たくなっていました。

例えば、ある園であったと伺った「謝恩会で配るクッキー」という事例。

ある年の担当者は、衛星面と保護者の負荷から、伝統である手作りをやめて購入にするか、そもそも配布をやめてはどうかと提案しましたそうです。

しかし、有象無象の意見があふれて、結局は断念したそうです。寄せられた意見は次のようなものだったそうです。

  • 上の子の時は手作りだったのに何で辞めるのか
  • 先生への感謝の気持ちは手作りだからこそ伝わる
  • 毎年やっている伝統をなぜやめるのか
  • 上の子の時に貰った子供も嬉しそうだった

どれも解る、解るけど・・

歴史の長い保育園の非公式行事

保護者主宰のクラス全体イベントは、大抵ベテランの保護者が言い出すことが多いとようです。

これは私が役員の時の体験ですが、クラスに転園するお子さんがいて、上のお子さんがいらっしゃるお母さんに「転園する時は役員がクラスのお別れ会を開くもの。」というようなことを言われて会場探しや人集めに奔走しました。

しかし、その後にクラスで転園するお子さんがいてもお別れ会が開催されてないことを考慮すると、実は必須ではなかったのでは?と反省。

保育園は、大抵ベテラン保護者が入園初年度の役員をやる傾向があります。(卒業年度や保護者会の会長になりたくないから)このため、初年度の行事が2年目にも引き継がれ、そしてどんどん増えていくように感じます。

歴史の短い保育園の行事

歴史の浅い保育園は、全て作るので大変だけど柔軟なようです。

新設2年目の園に入園した知人は、保護者会が「謝恩会は去年やったけど中止して、卒園式の後に園庭でランチBBQにした。」と負荷軽減に施策を打ったそうです。保育園の先生も「謝恩会は別にいらない。」と言っているらしいので、園で皆んなで過ごすほうが良いと判断したみたいです。(実は私の通っていたA保育園もC保育園も一部の先生からも同じ意見を伺いました。)

歴史が浅ければ良いかといえばそうでもないようです。

先程の謝恩会を中止した知人の別のお話。卒園時のプレゼントは、先生から辞退されたので無しで決定済でした。しかし、一部の保護者から「感謝の気持ちを少しでも表したいから、サプライズでプレゼントをしよう。」と提案があり、もめたそうです(泣)

歴史がない分、その時の保護者の総意が必要であり、いろいろと調整が必要なようです。

行事は一筋縄ではいかない

前回の記事と合わせて、いろいろなな方に伺っても、大なり小なり行事に問題はつきもののようです。

公式も非公式も行事は、はじめるのは簡単、やめるのは大変。

痛感です。







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