日々の気づきの備忘録

控帳

女性をフォローするのは女性管理職の役割という非ダイバーシティ

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10月も終わりに近づいていますが、まだまだ、管理職昇格のお祝いでご馳走していただくことが多く、本当にありがたいなと思う日々です。

そんな中でのモヤっとポイントがありましたのでダラダラ記載します。

今回は、本当に愚痴です。

ダイバーシティへの取り組みはまだまだ

お祝いの席で多くの方に言われるセリフ。

「本部初の女性管理職として女性メンバーのフォローをして欲しい。」

別にフォローしない訳ではないのですが、何だか違うなぁと思うご意見です。

当社のダイバーシティの状況

ダイバーシティは、wikipediaでは以下のように定義されています。

多様性(たようせい)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、単純に「いろいろある」こととは異なる。

落合陽一さんは、「ダイバーシティについてどうお考えですか?」という質問に「ダイバーシティは何のダイバーシティを指しているか?」という定義を確認するところから始めていました。

子供のいる人、労働上に制約のある人、そのようなハードウェアで解決できるダイバーシティを考えるのであれば、他部署の女性がフォローする必要性を感じません。

女性性というジェンダーのダイバーシティを考えるとすると、余りに組織が旧態依然であると感じます。

これからの日本は、少子高齢化の棺桶型の人口分布を受け入れなければならないので、女性だけでなく高齢者など、多様な人材が「働く」ことを選択することになります。

仕事で悩んだり、子育て悩んだり、そういった悩みを全員で共有できる状況がダイバーシティではないのか?

「女性管理職として女性メンバーのフォローをして欲しい。」

ある意味越権なフォローを依頼しているこんなセリフ、新任の男性管理職が言われることはないと思います。

何というか、このセリフが出てくること自体、非ダイバーシティな発想であり、当社のダイバーシティの状況もまだまだ中途半端だなと感じます。

ロールモデル不在の現状とこれから

「子育てと仕事の両立で悩んでいるので聞いて貰えませんか?」

他部署から私に声を掛けてくれる方がいます。

声を掛けてもらえれば、万障繰り合わせて時間を作らせてもらっています。

なので、気軽に声を掛けてもらえる雰囲気作りは必要なことかと思っています。

私より上の世代で昇進している人は、男女雇用機会均等法の施行前に入社して「男性と肩を並べ、男性のように働いてきた」方たちです。

私より下の世代は、「あんな風に私生活を犠牲にしてまで働きたくない」と思っている人が少なからずいます。

私の世代は、ちょうどその合間、過渡期に位置しており、「これから」が私たちの世代がどう過ごすかに掛かっていると痛感します。

ロールモデルになれるように頑張るという程、立派な人間でもないので(笑)出来ることをコツコツと頑張っていきます。







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