バターチキンカレーが好きです。出張で一人ランチの時は、インドカレーのお店に行くことが多いです。
子育て中の多くの方が利用されていると思われる短時間勤務制度。ワーキングマザーのブログ上位の方々も多く利用されているようです。
メリットデメリット含め、いつまで取るかを悩まれることが多いと思いますので、私の個人的な実体験をご紹介します。
そもそも時短勤務とは?
平成21年6月に改正された育児・介護休業法で義務化された短時間勤務制度。
育児のための所定労働時間短縮の措置
措置の概要:3歳に満たない子を養育する労働者に関して、1日の所定労働時間を原 則として6時間とする短時間勤務制度を設けなければならない
上記が最低限の措置で、企業によって個別に上回る措置を取ることが推奨されています。私の勤務する企業では、大幅に恵まれた会社規則となっています。
- 4、5、6、7時間勤務から選択
- 小学校卒業まで取得
とても有難い環境です。
私が思うメリット・デメリット
時短勤務は、メリット・デメリットがあります。色々なサイトで書かれているのですが、私が思うポイントを1つづつ上げます。
<メリット:子育中でも正規雇用を維持>
保育園の保育時間は、門を開けてから子を引き受けるまで、預かり時間おおよそ11時間です。例えば、子供を預ける場合にかかる時間を下記と想定すると片道1.5時間、往復3時間必要です。
- 手の掛かる保育園と想定し預入のお支度に15分程度
- 保育園が駅から反対なら往復のロスタイム15分程度
- 東京都の平均通勤時間約1時間(2014年アットホーム調査)
11-3=8時間。フルタイム労働ギリギリの時間になります。実際には、子供が愚図ったり、電車が遅延したりすることが容易に想像できるので、フルタイム労働は困難です。しかし、時短勤務を使うことで働くことができます。
正規雇用は、給料以上に厚生年金や福利厚生といった利益を享受できます。もちろん、才能あふれる方は、育児休暇中に転職活動をしたり、独立されたりと、現状の仕事にしがみつく必要はないと思います。しかし、私のような平凡な人材としては、現在の仕事を維持できることは非常に助かります。
<デメリット:制約が評価に反映>
収入が減ることを上げることがありますが、働いていない分の給料は致し方ないかと思います。
最大のデメリッは、制約が付くことにより正当な評価が得られないとだと思います。まだまだ、終身雇用、単線型の就労パスを働いてきた上司の多い企業では、制約のある部下をどのように評価すべきかという指標ができていない状況です。育児・介護休業法は、時短勤務を取得している人間に不利益な評価を与えることを禁止しています。しかし、現実は、制約があるという理由で低評価を受けることも多いです。
そして、私の知る働く母親は、「今は仕方がない」と諦めている方が多かったです。
しかし、現状の給料が低いということは、将来貰える厚生年金も少なくなるということになるので、単に収入が減る以上のデメリットがあると思っています。また、モチベーションにも大きな影響与えています。
時短勤務の評価への影響って実際
私は、引越の目的の1つとして、フルタイム勤務に戻すことを想定していました。これは、先輩上司から「働き続けるならその方が良い」と強烈に進められたことも一因です。
現在は、以前の記事に記載した通り時短勤務を解除しましたが、引越により通勤時間が圧倒的に短縮され、綱渡りを脱却し楽にフルタイム勤務をしています。
会社での私の査定は、時短解除に伴い大幅に改善しました。しかし、私の評価は、育児休業前から時短終了まで長期間ペンディングだったので、今回改善しても同期から既に遅れを取っています。この遅れは、仕方ないものだったのか、私にも判りません。これから私の働き方で証明するしかないと思っています。
育児・介護休業法は、平成29年にも改正されています。働き方改革は足踏み状態ですが、働き方の多様性が広がり許容されていくことは確実です。時短勤務は、取らざるを得ない人も多くいますし、今後は介護などでも取得する人が増えると考えられます。取得することによるリスクがあることが平等なのか、不平等なのか、査定の指標も考え方もどんどん変わっていくと思います。
私は、自分が先輩にアドバイスして頂いたように自分の体験を後輩に伝えつつ、多様性を受け入れる土壌を作る努力をしていきたいと思います。